第1回:ビットコインとは!!
最近テレビCMでもお馴染みのビットコイン。
よく耳にするけど実際はよく分からない。そんな方も多いのではないでしょうか?
そんな方向けに、ビットコイン及びその税制上の取り扱いについて簡単にまとめたものを全5回でお届しますので是非ご覧ください!
【第1回;ビットコインとは】
ビットコインとは、一言で言えば「仮想通貨」というお金です。
単位はBTCと表記され1円や1ドルのように1BTC(1ビットコイン)と数えることができます。
しかし「仮想」ですので、円やドルと違い実際に手にとって数えることができないのです。
特定のオンラインゲームやウェブサイト内のみで使える通貨などは、身近な仮想通貨として非常にイメージしやすいのではないでしょうか。
ところが、このような仮想通貨とビットコインとは同じ仮想通貨でも存在している理由が全く違うのです。
特定のゲームやウェブサイト内で使える仮想通貨は各企業単位で作られており、利用者を囲い込みや企業が利益を上げることを目的としています。
一方ビットコインは、円やドルと同じように世界中で日常的に使えるようにすること、それによって経済活動を円滑に進めることを目的として作られているのです。
まだまだ発展途上ですが、円やドル以上に利便性高く、かつ安定して利用できることを目指して作られたものなのです。
ビットコインは通常の通貨と同じように個人間、企業間を問わず物やサービスの対価として支払いをすることができますので、仮想通貨ではありますが、通常の通貨と同じように使えるお金の一種だと言えます。
わざわざ新しい通貨を作る必要性がないように思われますが、円やドルとの決定的な違いは、通貨を管理する「中央銀行」が存在しないということです。発行をつかさどる組織や流通を管理する組織が存在しないのです。この非常識な概念がビットコイン最大の特徴と言えるでしょう。
常識的に考えて、誰も管理していない通貨などリスクの塊でしかありません。
ビットコインは中央での管理を行わない代わりにコンピューターのネットワークを利用して通貨を管理する仕組みをとっており、新しい通貨の発行や取引の詳細情報の全てがネットワーク上に分散されて保存されるという仕組みを取っています。1つの大きな取引台帳が存在しているとイメージしてみると分かりやすいですね。