融資のしくみ
融資の種類と構造
融資の種類
融資は主に下記の3つの種類に分けることができます。
●公的融資
●銀行融資
●信用保証協会保証付融資
●公的融資
公的金融機関からの融資です。日本政策金融公庫からの貸付などがこれにあたります。
●銀行融資
「プロパー融資」ともいいます。銀行から直接資金を借り入れることをいいます。
●信用保証協会保証付融資
通称「マル保」と呼ばれ、債務者が返済不能になった場合、80%を保証協会が銀行に支払います。
この記事では、後程紹介する「新型コロナウイルス感染症特別貸付」に関わる、公的融資について詳しく解説していきます。
日本政策金融公庫とは
日本政策金融公庫は、民間金融機関の取組みを補完し、事業に取組む方々等を支援する政策金融機関です。
公庫の主な役割は、以下の3つです。
●セーフティネット機能(災害や環境変化等による影響の緩和)
●日本経済の成長と発展への貢献
●地域活性化への貢献
公庫は主に3つのチームからなります。
●国民生活事業
●農林水産事業
●中小企業事業
この記事では、メインで利用される国民生活事業について、もう少し詳しく解説していきます。
日本政策金融公庫の融資の種類
日本政策金融公庫が行っている小規模事業者の事業資金の貸付のうち、主なものを5つご紹介します。
- 新企業育成貸付
「創業融資」と呼ばれるものです。新しく会社を設立した方、会社を設立して間もない方が対象です。
- 企業活力強化貸付
店舗改築、IT導入、海外展開、雇用創出など、事業の拡大に伴う資金の貸付です。
- 環境・エネルギー対策貸付
環境汚染やエネルギー問題の対策の促進に関する貸付です。関連する設備、施設に必要な資金が融資されます。
- セーフティネット貸付
経営環境や金融環境などの変化により、売上の減少や資金繰りの困難にあっている方のための貸付です。
- 企業再生貸付
事業再生や経営再建に必要な資金の貸付です。
その他、災害復旧の貸付、新型コロナウイルス感染症の特別貸付など、様々な貸付があります。
新型コロナウイルス感染症特別貸付
新型コロナウイルス感染症特別貸付とは
新型コロナウイルス感染症の影響により、一時的に、売上の減少など業況悪化をきたしているが、中長期的には、その業況が回復し、かつ、発展することが見込まれる中小企業者を支援する融資です。
対象者
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一時的な業況悪化を来している方であって、次の1または2のいずれかに該当し、かつ中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれる方。
- 最近1ヵ月の売上高が前年または前々年の同期と比較して5%以上減少している方
- 業歴3ヵ月以上1年1ヵ月未満の場合等は、最近1ヵ月の売上高が次のいずれかと比較して5%以上減少している方
(1)過去3ヵ月(最近1ヵ月を含みます。)の平均売上高
(2)令和元年12月の売上高
(3)令和元年10月から12月の平均売上高
融資限度額
8000万円
利率
貸付期間10年以内の場合、
●3年目まで ・・・ 0.46%
●4年目以降 ・・・ 1.36%
担保
無担保
以上、融資のしくみについてでした!
実際に融資をお考えの方は融資専門の大阪創業融資.jpまで、ぜひお問い合わせください!