お役立ちコラム

内定率をアップさせるためには!

 中途、新卒、パート採用において、内定承諾率を高める為に共通してとても大切だと気付いたことがあります。それは、「スピード」と「接近戦」です。  【採用におけるスピードとは】 採用におけるスピードを意識するポイントは簡単です。 求職者を待たせないこと、すべての選考工程のスピードを上げるということです。

 具体的には、

①応募のメールがきた 2時間以内に返信をおこなう(土日は自動返信でも良いので設定する)

②履歴書が送られてきた その日のうちに、書類審査を行い 合格連絡と面接の日程調整を行う。

③面接後 合格の方は即日結果連絡

 このように、何事もスピードを意識して対応しましょう。 なぜなら、求職者は基本的に何社か応募しています。一番始めに通知がきたところからスケジュールは抑えますし、在職中の求職者であれば、現職の仕事の都合もあり、面接時間の調整を何度もするのは難しいものです。

 その結果、一番はじめに内定をくれた企業に内定承諾する確率が高くなっています。 選考途中の求職者からの連絡で「他社の内定が決まったので辞退させて下さい」という連絡を受けたことはありませんか。 もし、自社の方が早く内定通知を出していたら結果は違っていたかも知れません。

 なお、スピード重視で気を付けて頂きたいことがあります。内定までのスピードを上げる為に選考過程を簡易化してしまう事です。求職者に「しっかり自身を評価して選考してくれた結果の内定」と思って貰わないと効果はありません。

 例えば面接を1回だけして内定を出す場合は、その後の接近戦でのフォローが重要となります。

【採用における接近戦とは】

  弱者が強者に勝つ為のランチェスター戦略の1つ。 相手との距離を縮めた、戦い方となります。 ブランド力が無い中小企業においては、相手に自社をどれだけ知ってもらえるかが重要となります。 つまりは、相手に直接会って自社のファンをつくるということ、人間関係の構築や接触回数が重要になります。

 具体的には 、

①最終選考前には 求職者のフォロー係をつけて 最終選考対策や社風、福利厚生、実務内容など求職者が興味のある話をする。

②内定承諾頂けていない求職者には 内定承諾を頂けない理由を確認。 他社での選考があるからなのか、条件面なのか家庭の事情なのか、理由を聞き出す。

③求職者には何度も会いにいく 求職者は何かしら悩みを抱えています。その悩みを払拭すべく、会いにいきます。お昼を食べながら等、気軽に話せる関係をつくりましょう。

 このように、求職者のことをどれだけ想って向き合えるかが大切です。求職者の不安を解消する方法は人間関係を構築して話やすい関係をつくること、そして本音で話してもらうこと。悩みや不安を一緒に解消するように行動することです。

【自社の都合ではなく、求職者の都合で行動する】  

 求職者の目線に立って、求職者が安心するような行動をとることです。「スピード」も「接近戦」も求職者の都合を考えた結果です。 面接日程や時間の調整等は自社の都合でなく、休日も対応する等、できる限り求職者に合わせる努力をすること、このように少し手間をかけるその1つ1つの積み重ねが、求職者に伝わり内定承諾を高めます。

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