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損益計算書の構成とは!?

 財務諸表の貸借対照表と対になっているのが損益計算書(そんえきけいさんしょ)です。 それでは、損益計算書の構成はどのようになっているのでしょうか。

 損益計算書はプロフィット・アンド・ロス・ステートメント、利益(Profit)と損失(Loss)を計算する書類という意味でP/Lともいいますが、損益計算書の構成は、利益、収益、費用の3つによってあらわされます。

 収益-費用=利益となり、会社は1年間でどれくらいの売上があったのか、そして、どれくらいの費用がかかったのか、など一覧表にしたものが損益計算書となります。

 収益(売上)から費用(コスト)を差し引くことで、会社の1年間の儲け(収益)を知ることができ、貸借対照表が決算日時点の会社の財政状態をあらわすのに対して、損益計算書は会社の一定期間、1事業年度の儲け、経営成績をあらわすことになります。

= 貸借対照表 =

 資 産  負 債

    純資産

(ボックスの中にはそれぞれの項目の合計金額が入ります)

= 損益計算書 =

費 用  収 益

利 益

(収益と費用の項目にそれぞれの合計金額を入れ、その差額が利益となります)

 貸借対照表の場合、左側の借方(かりかた)「資産」と右側の貸方(かしかた)「負債」「純資産」が釣り合いましたが、損益計算書の「収益(売上)」と「費用(コスト)」の合計が釣り合うと、その会社の「利益(儲け)」はまったくないということになってしまいます。収益と費用の差があるほど、利益が高くなるということです。

 また、その反対で、「費用」が「収益」を上まわってしまう場合は、「利益」でなく「損失」となってしまいます。

 いうまでもなく、会社は利益を上げることを目的として運営される組織です。そこで、1年間に上げた利益が克明に記載されている損益計算書は、会社の営業活動の成績表だといわれます。

 損益計算書にでてくる「利益」ですが、ひとくちに「利益」といってもいろいろなものがありますので、それらについては次回、後述します。

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