お役立ちコラム

ブックレビューNO.6

 今回の本は、「小山薫堂 幸せの仕事術」です.

 私は小山薫堂さんを顔がわかる程度しか認識していませんでしたが、この本を読んで、小山さんの大ファンになりました。この本を読むといいよと伝えてくれた人が、私に何を学ばせたかったのかが良く理解できる本でした。 下記の③の部分が私に足りない大事な点だと気づけました。

 この本で感じたことをまとめてみます。

① まず初めに重要なポイントだと感じたのは、実践を積むことが大切であるという点です。セミナーや講義でじっと話を聞くだけのものではなく、日々の生活の中で、意識をどう持つかによって、その場その場で意識してみることで、見えないものが見えて、そのことでさらにアンテナが高くなるということです。

② その意識とはどういったものなのか。 ここでは、まずはどうしたら自分がもっと楽しくなるかを自分で工夫して考えてみることが、まさに実践となります。どんな小さなことでもここをこうしたらいいのにとか、こうなったらもっといいのにということは日常の中であふれていますが、そのことを追求するか、素通りするか、ここで人生が変わるのだなと気づけました。誰にでもできるちょっとしたことの積み重ねが将来の大きな差になるという私の大好きなパターンの話でした。 また、人生の最大の目的は自分の人生をより楽しくすることだと記載されてますので、ここは非常に大事な点だと感じました。

③ 誰かに喜んでもらう 小山さんのベースの基準は、すべて誰かを喜ばせたいという非常にシンプルなものです。他人の幸せが私の幸せだと記載があります。仕事でもプライベートでもいつもどうやって他人を喜ばせようかと考えているそうです。 自分が提供した小さな幸せが他人を通って広がっていくという大変すばらしい考えだと思いました。 例でタクシーの運転手さんとのやりとりと心の持ちようが出てきますが、私は運転手さんの態度に腹を立てることの方が多かったので、心底尊敬出来ますし、少しでも小山さんのような考えになりたいなと強く思えました。

④ 具体的にはどうすればよいのか。 喜んでもらうためには、しっかりとした観察が必要であり、今何を求められているのか、他人が何を欲しているのかを察知する力を養うことがスタートとなります。いかに人に尽くすか、いかに人を喜ばせるか、これを日常でどれだけ意識できるかがポイントの様です。

⑤ 小山さんが仕事を受けるかどうかの判断基準 小山さんが提案された仕事をうけるか受けないかの判断を行う際には、次の3つの基準で判断をするそうです。 1、 その仕事は誰を幸せにするのか 2、 その仕事は自分にとって楽しいか 3、 その仕事は新しいか

 だから、自分が嫌だと思ったことはせずに、やりたいと思う事だけをしていれば、それが自然と誰かの幸せになり、最終的には自分の幸せにつながっていくという非常にプラスのループになっています。

 この本は読んでいて本当にほっとするというか、素敵な世の中になるだろうなと簡単にイメージできるような素晴らしい本でした。何事も見るだけ、読むだけ、聞くだけでは意味がなく、どんなに小さなことでも実践することが、初めて変化を生むのだと思います。

 損得の判断なく、喜びを提供できるよう心掛けたいと思います。

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