第3回:ビットコインはやっぱり危険?
前回ビットコインのメリットをお伝えしました。
興味を持たれた方もいらっしゃると思いますので、メリットだけではなくデメリットとして過去に起きた事件についてもお伝えしておきます。
テレビ・新聞・CMでもお馴染みのビットコインですが、「怪しい」「こわい」と感じている人も多いように思います。
このような感覚を植え付けることになった過去最大の事件「マウントゴックス(Mt.Gox)事件」についてご紹介しておきます。
マウントゴックスとは、2014年2月に経営破綻した会社です。
その当時保有していた85万BTC(当時レートで約480億円)と現金約28億円が消失したと発表し、その後20万BTCは残っていたと発表されました。
もともと、マウントゴックスは2010年に設立、日本に拠点を置く当時最大級のビットコイン取引所で、そのマウントゴックスの代表取締役がマルク・カルプレス容疑者です。
当初はハッキングにより資産を流出したとされていましたが、その後マルク・カルプレス容疑者の横領の可能性が指摘されており、起訴されました。
この事件により、当時ビットコインを知らない多くの方が「詐欺だ」という認識を持ちました。この感覚が今をもってなお「ビットコインは怪しい」「ビットコインはこわい」というイメージに繋がっているのでしょう。
しかし、この事件はビットコインに問題があったことによるものではなく、1つのビットコイン取引所が破綻したということに過ぎないのです。
ビットコインは当時も今も正常に動き続けています。
取引を開始する場合は、自分が信用できる取引所を選び、安心できる環境を整えましょう。